
2月。突然休みが取れたので白川郷へ行ってきました。
目的は世界遺産の合掌造り。
調べるとバスもゲストハウスも空きがあったのでサクッと予約し、いざひとり旅!
高速バス乗り場で白川郷行きのバスを待っていると「すみません」と声をかけられました。
振り返ると、スキーウェアにゴーグルまで装着した>>あとは滑るだけです!!<<みたいな女の子が「ひるがの高原ってこのバスですか?」と聞いてきます。
ここからひるがの高原(スキー場)まで大体1時間。
おばさんスキーしたことないからわかんないけど、スキーっちゅうのは目的地に着く1時間前からゴーグルまで装着して行くもんなんかい?
早く滑りたい子ちゃんはひるがの高原で降り、私は更に進みます。

景色がどんどん白くなり、気づくとどこを見ても雪。内心テンション爆上がりな私。
宿泊するゲストハウスに着くと出迎えてくれたのは長身のインド人でした。
「Hi」と軽く挨拶しつつ、促されるままに荷物を置き椅子に腰かけます。
「どこから来たの?」「寒いよね、お茶飲む?」と気さくに話しかけてくれるインド人に自己紹介をしながらお茶を飲んでいると、部屋の奥から日本人のおじさんが登場。
するとインド人は「じゃ、僕は町を探検してくるよ」と出て行ってしまいました。
ん?
残された私とおじさん。
おじさんは「受付」と書かれたプレートが置いてある席に座ります。
え、この人がオーナー?てことはさっきのインド人誰?何?(彼はたまたまリビングルームにいた宿泊客だったようです)
オーナーは、少し席を離れた隙に部屋に上がり込み勝手に茶を飲んでくつろぐ謎の女に動じることなく「チェックイン?」と聞いてくれました。
ゲストハウス内の説明を聞き、このあと展望台に行くという話をしたら「用事あるからついでに乗せてあげる」とオーナー。お言葉に甘え、車に乗せてもらうことに。いえーい。
そして集落を一望できる展望台へ。

絶景。
これこれ!!これが見たかったんだよこの景色が!!!
風の冷たさ、澄んだ空気、どこまでも広がる雪景色と白川村の伝統。素朴に佇む豪雪地帯の人々の生活。写真では味わえない感覚。これが夜になるとライトアップされるんだとか。。
いやあ…さすが世界遺産…
展望台からの帰り道は凍結しており言わずもがな下り坂。
ゆるやかなスピンを加えながら私の視界から消えていった軽装備の外国人にフラグを感じ、気を引き締めて下山。凍結した坂道、怖すぎワロタ。
私はこの激安スニーカーで滑ることなく歩けるのだろうか…。底が薄すぎて感覚がダイレクト地面のこの激弱スニーカーで…。
そうして慎重に、それはもう慎重に二足歩行初心者のような歩き方でゆっくり進んだ結果、大きな転倒なく安全地帯に着くことができました。
雪景色や街並みに見とれていると時間はお昼。
せっかく白川郷に来たんだからそれっぽいものを食べたいな~と食事処をうろうろしていると脳内で(女~女女~女~女女~女~♪)が流れ始めます。
やだ。なに急に。
(女~女女~女~女女~女~)
意識すると余計離れない。
私ったらどうしたのよ急に。
…これだ。


至る所にどぶろくの看板。これが無意識に視界に入りあの芸人のネタを引き出していたようです。
かくして私は合掌造りの美しさに感動していた数分後には、マスクの下でどぶろっくの「女」を口ずさんでいるのでした。
お昼ご飯に選んだお店ではこんなものを頂いちゃいました。

厚切りの肉に甘い朴葉味噌(飛騨高山の郷土料理)が絡んでごはんがごはんがススムくん。オカワリ!!
肉の焼けるいい匂いといい音を堪能しながらお蕎麦を啜る。はあ~、冷えた体に染みわたる~。付け合わせのお豆腐も美味しかったです。
思い出したらお腹空いてきた…
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僕が小説を書くようになったのには、心に秘めた理由があった(「小説家のつくり方」)。ふたりぼっちの文芸部で、先輩と過ごしたイタい毎日(「青春絶縁体」)。雪面の靴跡にみちびかれた、不思議なめぐり会い(「ホワイト・ステップ」)。“物語を紡ぐ町”で、ときに切なく、ときに温かく、奇跡のように重なり合う6つのストーリー。ミステリ、ホラー、恋愛、青春…乙一の魅力すべてが詰まった傑作短編集!
内容(「BOOK」データベースより)
コメント
孤独のグルメのロケ現場に遭遇した話したっけ?
知らんwww何その強すぎる話wwwwww