小学生って謎の係活動あったよね

先日、小学校からの同級生のななちゃんとドライブがてら紅葉を見に行った。
ななちゃんは小学生の頃から企画部という学級委員より階級が上の役職につくほど
頭もよく友達も多く学歴も職歴も素晴らしい女性だ。
こんなぱっぱらぱーな私と友達でいてくれることをいつも不思議に思う。

毎度のことながら思い出話で盛り上がっていると小学生のクラスでどんな係をしていたか、
という話題になった。

ななちゃんは基本的にクラス長や企画部の常連だったため、
私のような庶民の係活動には参加した記憶がないという。
ちなみにここでいう係活動とは協調性や主体性、興味や長所を伸ばすという目的で
有志を募り数人のグループで活動するあれである。

小学3年生。私は消毒係だった。
それほど仲がいいわけでもない2人の女の子と給食前になると水道の前に立ち、
手を洗い終わったクラスメイトに霧吹きで消毒をかけるという今でいう自動消毒器の役割を務めた。

学年が変わり、私は本係になった。
主な活動内容は、学級文庫に本を増やすこと。そう、自ら本を作るのだ。
この時作った絵本を私はよく覚えている。
主人公は少女の口元に付いた「コメ太」という米で
口元に米粒を付けた少女が外出したことで初めてその広い世界を知る――
という小さいのか大きいのか分からない世界観の冒険ストーリーだった。
1~3巻まで続き、クラスの人気者だった植田君が
昼休みに真剣に読んでくれていたのが嬉しかった。

私の話はたいして面白くもなんともないのだが
今考えると、あったあった、小学生ならではのすごい係。

それは

――――お笑い係。

我こそはという猛者が集まり昼休みにお笑いを披露するのだ。


彼らは健気に「朝の会」の時間に挙手をし、発言を許されると
「はい、お笑い係の田中(仮名)です。今日の昼休みに教室の後ろでお笑いをするので
見たい人は見に来てください」と予告を入れる。
…なんだお笑い係って。
しかも見たい人は見に来てくださいなのだ。
彼らは遊びでやってるんじゃない。
活動しているのだ。

お笑いは漫才、コントといった手の込んだものから
一発ギャグ、〇〇先生の真似、というお前それ今思いついたやつだろというものまで
幅広かった。
そして彼らの活動はそれだけではなかった。
学級会や遠足、社会見学の移動バスなどあらゆる催し事に駆り出され
酷い時は、授業中に「時間あまっちゃったけどお笑い係なんかやりたい?」
と、先生からいいように利用されることもあった。
お笑い係は「え~~~やだな~~」といいながら満更でもない顔で
「せ~ぼ~ね~が抜けたら~…立ってられへん~!!」
と体を奇妙にくねらせたギャグを披露しどや顔で席につく。

私たちのクラスは終わりの会で
その日よかったことや嬉しかったことを報告する「よいことみつけ」という時間があった。
友達のいいところを見つけたらみんなの前で発言するのだ。

お笑い係はそこで再び登場する。
日直が挙手しているクラスメイトを指名する。
「今日お笑い係がみんなを笑わせていました、ありがとう」
ぱちぱちぱち。(この時間は必ず発言のあとに拍手をするルール)

あれから約15年。
彼らはどこで何をしているだろう。
一人は東大を卒業し、すごいところで働いているという噂を聞いたことがある。

いつか再会した時、彼らはまたお笑いをやってくれるのだろうか。



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