あらすじ

「お前が犬を殺したんだろ!」とクラスメイトの宏樹がまくし立てる。「やってない」と同じくクラスメイトの清隆は言う。「お前があの森にいたのを俺の父さんが目撃してる。しかもこっちには犬を殺した証拠まである!」。証拠として彼が僕に見せてきた写真。それは清隆が目撃された辺りから流れる真っ赤に染まった川の水だった。

小学四年生。
仲間と過ごす時間は全てが眩しくて、全てが冒険だった――――

真っ赤な川の水、人魚の伝説、本当の強さと、初めて感じた絶望。
くすっと笑えて、ほろっと泣ける全七章から成る輝かしい少年時代。
あなたも彼らと少年だった頃に戻ってみませんか?


初版発行 2012年6月10日
光文社

ネタバレなし感想

め、めちゃくちゃよかった…
道尾秀介さんの本初めて読むけど記念すべき一冊目がこれでよかった( ;∀;)大人になって感じなくなった大胆で繊細な感情を子供達が思い出させてくれました😭流れるような文章のおかげでタイムスリップした気持ちになりました本当にありがとうございます。

年を重ねると経験値は上がるけど、新鮮な気持ちは徐々に失われていく。30歳を目前にして、なーんかつまんないなーっていう時にこの本に出会えてよかった。タイトルの「光」、納得。これ以上ぴったりなタイトルはないんじゃないだろうかと感心するくらい眩しい一冊でした。

小4って無敵だったよな…休み時間はずっと練り消し作ってたな…何がそんな楽しかったんだろあれwあとは顔面でサッカーボール受け止めたりしてたな。詳しくはこちらを参照

ネタバレあり感想


★★★★☆

凄くよかった( ;∀;)私これすごく好きだわ( ;∀;)この小説を会社の本好き仲間に勧めたら「道尾秀介って確かちょっと変な話?書く人だよね?」って言ってたけどそうなの?ちょっと変な話ってどんなww気になるwww

なんの事前情報もなく「作者名よく見るから」ってだけでなんとなく手に取ったけど私ランキング上位決定。(不動の1位は風が強く吹いている)

クラスメイトと一緒に清隆を囲み、こいつがワンダを殺したと責め立てる宏樹。小学生って自分が正義だと思うことの為にはまっすぐに残酷なことができる生き物なんだと思い出しました。そして清隆は最後までだんまりを決め込む。貧しくておばあちゃんと二人暮らしの清隆の”強さ”に涙…

清隆の強さに心を打たれた主人公の利一。どんなことにも感情の全てを向ける小学四年生等身大の姿に共感と懐かしさで胸がいっぱいになりました。「気持ちは気持ちでしか返せない」と気づく優しさ、プライスレス…

そして全章であほ全開の慎二。金持ちアピールマウント小僧の宏樹(清隆を責めてた奴)。キャラが良すぎるwww宏樹は第一章ですげー嫌なやつじゃんって思ったけど、そこは小学生。気づいたらいつも行動を共にするメンバーに(´▽`)w清隆のおばあちゃんにホタルを見せたいって話はこれまた泣き。清隆が関与してる話全部泣ける。

最終章の誘拐の話、MVPは間違いなくキュウリ―夫人こと清隆の癖の強いおばあちゃんでしょう。「二度あることは三度ある!!」と三回目の病院脱走を告げ利一たちを救いにくる姿は笑い泣きでしたw

みんなラジカセに吹き込んだ将来の夢を叶えることはできなかったけど、宝物のように眩しい少年時代があったこと、それが宝物だと気づく前に終わってしまう一瞬の時間だということを教えてくれた利一のように過去も今も大事にしようと思いました。

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