アヒルと鴨のコインロッカー

あらすじ

大学生活のスタートを機にアパートで独り暮らしを始めた椎名。
しかし、気が付くとモデルガンを持って隣人と本屋を襲おうとしている自分がいた――。
「一緒に本屋を襲ってほしい」と持ち掛けてきたのは引っ越し初日に出会った隣人、河崎。

謎に包まれた男、河崎が本屋を襲ってまで盗みたいもの。
…それは一冊の広辞苑だった!?

そこから椎名に起こる不可解な出来事。
目の前に現れた白い顔の美女。
動じることなくいつも通りあっけらかんとした河崎は一体何者なのか。

バカげた計画から始まった椎名の物語。
椎名が現れる前の河崎の物語。
二つの物語が交差するとき、謎は解けていく。

第25回吉川英治文学新人賞受賞作。


初版発行 2006年12月22日

ネタバレなし感想

主人公の引っ越し先アパートには変わった人が住んでいるっていうのはよくある設定。
だけどいきなり書店を襲おうと持ち掛けてくる隣人は特殊すぎる!笑
最初から「どういうこと!?」の続出だったけど
(まあ最後は全部綺麗に回収されるんだろうな、伊坂作品だし)という可愛くない読み方をしてました。

しかし甘かった…

まんまとやられた…

穏やかに進んでいたのに、途中から雲行きが怪しくなって後半から一気に畳みかけるスピード感。
そして伏線回収の気持ちよさ、恐るべし。
実写化の麗子さんは大塚寧々なんですってね、ぴったり。私は小雪を想像して読んでたわ。

ネタバレあり感想

※白夜行(東野圭吾)のネタバレも含みます



★★★☆☆

二年前と現在、それぞれ別の人の視点で話が進むスタイルに最初は戸惑ったけど
読み進めていくうちにどっちの展開も気になるし
時々重なる琴美と椎名の言い回しが面白くてどんどん読める。
そして河崎のイケメン度が一番気になる。ものすごく気になる。

飄々とした河崎、
日本語の勉強中でブータン人のドルジ、
ドルジの恋人の琴美。

やられたーーーーーーーーー

ドルジが河崎だったなんて…
確か白夜行でもあったよね、名前ど忘れしたけど警察の目を出し抜く目的で
男の名前と顔がすり替わってたっていうシーン。こんな説明では伝わらんかもしれんけどw

こういうトリックが使えるのが小説の面白いところ。
この一冊を一番最初に読んでたらすごい衝撃になったはず。。。
その前にイニシエーションラブとか白夜行とかワンクッション置いちゃったから
ほんのちょっと既視感ww

河崎と琴美を失ったドルジ、河崎になりきったドルジ、切なすぎる…
彼はやっぱり自首しにいったんだろうか。
全部解決させた後に、今度は椎名という相棒ができてたらいいな。

最後、クロシバと椎名が出会ったところもよかった( ;∀;)
ほんとに綺麗に回収してくれる( ;∀;)

麗子さんが椎名に言った「あなたはあの三人の物語に飛び入り参加している」というセリフ。
過去だと思っていた物語は今も進行中で、みんなそれぞれの物語の中で生きてるんだなと思いました。

関係ないけどインスタのフォロワーさんでめちゃ感想書くの上手い人いて
その人の投稿見た後自分の感想読み直すと「うっす~~」ってなる。笑

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コメント

  1. いでかみ より:

    面白かったよね!ね!?
    これ映画も最高なんだよ!
    絶対実写化無理やろうって思うけど、凄いんだよ!
    これキッカケでボブディラン好きになった

    • さしみさしみ より:

      面白かった!!映画そんなに好評なのか…気になるな…え、そうじゃん実写化できてるの!?気になる!!!!!
      そういうのあるよね、私は西加奈子のサラバでニーナのFeeling goodヘビロテしてたw

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