きりこについて

あらすじ

親の愛情をたっぷり注がれ「可愛い可愛い」と言われて育ってきたきりこ。しかし小さな目に、難解な歯並び、顔の輪郭はぶよぶよで大きくひしゃげた鼻、という具合にきりこは誰がどう見てもぶすであった。きりこは偶然見つけた黒猫を「ラムセス2世」と名付ける。ラムセス2世はすぐにきりこのことが好きになり、成長するにつれよき理解者となった。

きりこはある日好きな男の子に思いを伝えようとするも「ぶす」と言われ酷くショックを受ける。
“自分の何がぶすなの?ぶすって何?”
自分を「可愛い」と信じきって成長したきりこは、言われたことが分からず混乱し、部屋に閉じこもるように。。。

閉じこもったきりこは笑顔を取り戻すことができるのか。
自分を大切にする、ということを教えてくれる勇気がでる一冊。


初版発行 平成23年10月25日
角川書店

ネタバレなし感想

めっちゃブスな女の子きりこの話。きりこの外見がいかにブスかという描写が延々と続く前半に(なんこれどういう話?!)と思ったけど、後半からの展開と数々の名言に心打たれた…

「外見」は単にその人の”入れ物”にすぎないのに、人はどうして成長するにつれ入れ物ばかり見るようになるの?というきりこの疑問。外見じゃなくて中身を見てよ!っていうセリフはいろんな場面で何回も聞いたことがあるけど、愛する親に浴びるほど「可愛い」と言われ育ったきりこが「え、私ぶすなの?可愛いって言われて育ったんだが?私の何がぶすなの?」と本気で悩み考える重みとは全く違う(気がする)。きりこの疑問や考え方を通じてハッとさせられる場面が多かった。

私は西さんのストレートな表現とか好きなんだけどamazonレビュー読んでたら「後半が性的!」とか「セックスセックス言い過ぎ!」とか書いてあって笑ったww確かに後半はアダルトなワードも出てくるから親子で回し読みとかしたら気まずいのかもw

独特の世界観でちょっとクセがあるかもしれないけど大切なものは何か教えてくれるいい本でした!

ネタバレあり感想

★★★☆☆

amazonレビュー(人の意見気になる)は後半が不評だっけど後半こそ名言多かったと思ったよあたしは!!

お姫様みたいなふりふりのドレスが大好きなきりこ。「あの子、あんなブスなのにあんな服着てる」と後ろ指さされても自分のしたい格好をして出歩くきりこ。閉じこもった生活から抜け出したきりこが自分に言い聞かせた

自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん

引用:きりこについてp157

っていう言葉。…ええこと言うやんけ。他人にどう思われても、彼らは「きりこ」ではない。きりこを大切にできるのはきりこだけなんやと。…ええこと言うやんけ!!!

素敵だなあこんな考え方できたら。これからモットーとかポリシーとか聞かれたこれ使お。また就活することがあったら面接でこれ使お。

で、問題のセックス大好きのちせちゃん(きりこの友達)。笑
セックスが大好きで不特定多数の男と性交してるいわゆるビッチ。そんな彼女が気分が乗らない時に、相手に無理やりやられたことに怒り「レイプだ」「強姦だ」と訴えるんだけど、周りは「そんなに普段から露出した服を着ていれば当たり前」「性交しまくってた女が今更何言ってるの」と取り合ってもらえない。そこでのちせちゃんの言い分がもう清々しい!!

あたしは、自分のおっぱいと、足が綺麗やと思うから出してんの!

あたしは、自分の好きな服を着るし、したいときにセックスするんじゃ!

(不特定多数の男に体を開いて、自分のこと大切にできてない と言われ)
何回も言うとるやろうが!あたしはセックスが好きやの!コンドームもがっちり使っとるし、生理んときは絶対にせーへんかったの!

引用:きりこについてp154~157

好きなことをして何が悪い、だから避妊して自分の体大切にしとるやろ!っていう場面。不評だったのもこのあたりかな。またこんなワード連発しちゃって…広告否認されたりブログ停止されたりしないかな

こんなにまくし立てられたら全て正義に見えるなwwww

自分のことをどう大切にするか、どうしたら大切にできるか、考え方は人それぞれ。
よい本でした(´▽`)

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コメント

  1. いでかみ より:

    ピザ屋のCTBやりたひ〜
    服持って後ろ歩きしたひ〜

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